今日から隔日勤務といって、20時間程度働いて翌日は明けの休みという消防士のような働き方をします。乗務日に更新することは難しいので、少し更新が遅れるかもしれません。さて、6時半に点呼を受けるとK師匠に呼び出されます。赤羽にこだわらず都心で営業することを勧められました。理由は簡単でお客様の密度が濃いことです。青森生まれのK師匠は都内の地理をあまりよく知らないので赤羽周辺で営業活動しているので、道を知っているのりさんは都会で勝負したほうが効率よく稼げるとのこと。ぼくはお金に執着していないと話すと、1度やってみて自分に合わなければ赤羽に戻ってくればいいと優しいことを言ってくれます。しぶしぶ承諾すると、K師匠は文京区や千代田区、中央区が客層がいいのでお勧めとのこと。赤羽からだと本郷通りを南下して都心に入ると渋滞も少ないと教えてくれます。ぼくはK師匠が大好きなのでとりあえず助言に従い流してみますが、赤羽に戻る方向で1ヶ月やってみようと思います。と言うことでU専用ザクとして文京コロニーを目指して出撃します。すると、Uがさっそく鳴り金融系の外国人を虎ノ門ヒルズのビジネス棟まで送ります。その後、運送業界でビジネス3区と呼んでいる地域でUが鳴りまくり、時計を見るとあっという間に午後3時。赤羽が恋しくなりアプリを切ってK師匠の下へ戻ります。赤羽西口のタクシープールでK師匠に報告すると、センスがいいと褒められました。待機列の先頭に出たのでUを起動するとすぐに鳴ります。K師匠に離脱することを話して駅前のビジネスホテルに行くと中国人の中年の男性が待っています。そして行き先はなんと。。。

武蔵小杉でした。。。万収です! 首都高の板橋本町は閉鎖されていたのでお客様に説明して王子南から高速に乗ります。面白いのが、この中国人は道中ずっと携帯で仕事の指示を部下に出しています。ぼくは上海に5年以上駐在していたので内容はほとんどわかるのですが、不動産関係の話をずっとしていました。おそらく、不動産の投資の判断をする金融関係者だと思われます。タクシーの中は動く執務室と考えれば、移動時間も無駄にすることなく仕事ができるんですよね。特に、公共交通機関では電話できませんが、タクシーは誰に気兼ねすることなく電話できるし、重要な機密情報も話すことができます。まして、運転手が中国語を理解するとは思ってないでしょう。何か重要な情報があれば株取引とかもできそうな面白い仕事です。まさかの夕方神奈川行きとなりましたが、ぼくのふるさと世田谷界隈を流しながら赤羽を目指します。日体大の学生を乗せたり、千歳船橋から参宮橋へ行ったりします。夜間営業も楽しいですね。K師匠から早めに上がって赤羽の行きつけのスナック飲もうと言われていたので、0時には帰庫したかったのですが板橋本町でUが鳴ります。行き先は赤羽あたりかなと思うと、逆方向の中野新橋。。。トドメは着発で若い女性から乗車依頼が下石神井でした。約1時間で1.2Kの売り上げ。青短といわれる夜間営業の威力を体験しました。タクシーは22時から翌朝5時までは2割り増しになります。つまり、昼の10Kは夜間であれば1.2Kとなるので、夜勤のシフトは稼げるので人気があります。そして、道が空いてるので効率よく稼げます。工事渋滞がなければ走行時間当たりの単価がとてもいいのです。女性に断りを入れて、K師匠に今日は遅くなると話して了解してもらいました。いろいろと大変でしたが、翌日は1日寝ていられるので少しくらいは無理がきくのかなと思います。収入も68Kいったので日勤の2日分は稼げました。でも、今まであまり経験しなかった夜間の運転に慣れるように頑張りたいと思います。

Hisilicon K3

営業収入 68190円
実車率  43.96%
営業時間 20:06