いよいよLAST DAY14日目です。卒業検定をパスすれば大館刑務所から出所だす。全ての荷物を車に積み込みいつもより早めにホテルを出ます。2週間お世話になりました。ホテルや教官の事は東京に帰ってから纏めたいと思います。
9時より説明開始ですが40分前に教習所に到着です。卒業検定を控えていてもあまり緊張しなくなったことで年を取ったな~と思いつつ、Sさんと普通免許MT1名普通免許AT1名の計4人が検定前の説明を受けます。普通免許の2名はかなり緊張している様子でエンストした場合の処置について質問をしていました。K岡教官より「交差点内でエンストして他の車の車両妨害したら即検定中止です。」と緊張感をさらにあおる回答で顔面蒼白になっているのがよくわかります。自分も最初に免許を取った時に落ちたら教習費用がさらにかかると思い、緊張したのに今回は合格保証のパッケージなので追加料金がかからないのも無緊張の要因かもしれません。一通り注意事項の音声を聞いて教官への質疑応答が終わると時間が早いので検定を開始する旨を伝えられます。大型二種の卒業検定は最初に教習所内で課題をこなして合格すれば路上に出ていきます。教習所内の課題が発表され「鋭角」と「方向転換(左方向への脱出)」でした。朝はすごい霧で視界が悪かった大館市ですが、検定開始時には快晴、気温21度と絶好の検定日和になりました。
まずは教習所内での検定です。検定員は先ほど説明していたK岡教官です。2週間前に最初の教習を担当してくれた教官なので成長したところを見てもらいたいですね。最初にSさんが運転します。やはり卒業検定なのでかなり慎重に運転しており、鋭角では少し右後方のスペースが狭くなったものの無事通過し方向転換も2回の切り返した脱出しました。
運転を交替して自分の番です。最初の鋭角はぎりぎりまでハンドルを切るのを遅くして今までで一番楽に2回の切り返しでも十分脱出できるほど簡単にクリアできました。しかし、方向転換で事件が起きます。左脱出は切り返す際に運転席の窓から左後輪が目視できるのですが、侵入時に前に出す距離が少なかったため一度で方向転換するスペースに入れる事か出来ず、再度車体を前進させ再度侵入を行ったことで、切り返しはあと1回しかできなくなりました。前進して左方向に行くハンドル操作にもうミスは許されない状況です。一か八か前輪が黄色い線の上を通過していくようにハンドルを切るのを極限まで遅くして右サイドミラーで右前輪が黄色い線の上を通過するのを見つつ左後輪が脱輪すれすれなのを確認しながらも、切り返すことがもうできないので行くしかないと覚悟を決めてアクセルを踏んで聞くと黄色車線内をなめるように左後輪淵ぎりぎりで脱出成功しました。何とか2名とも路上検定に進める事ができました。
そのまま路上に検定の舞台を移します。最初はSさんが教習所から大館駅前のルートインまで上記のコースを教習所をでて時計回りに走行します。このコースは教習で一番通るコースなので難易度は高くないのですが教習開始からずっと所道路工事をして場所がありバス1台ぎりぎりに車線規制されています。両サイドのパイロンに接触すれすれで走行しないと通り抜ける事ができません。なぜか、Sさんはこの狭小道路を2回も走行させられます。また、大館駅前に左折する交差点もなぜか左後輪を脱輪させる魔のポイントでS岡教官直々に注意を促されています。まあ、Sさんは運転がうまいので何も問題なく検定終了。さて自分の番です。全ての運転前確認を終えギアを入れてサイドブレーキをおろすとS岡教官より「シートベルトは?」と指摘され減点。。。その後は特に問題もなく淡々と走行していきます。途中の黄色いポイントで路端停止して電柱をバス停に見立てて後ろの扉の枠内に止めていかなければ減点になります。もっと難しいコースもあったので順調に走り安心していたところに突如横断歩道の所に自転車に乗ったおじさん登場。ここは一時停止しなければ即検定中止となります。バスはゆっくり停止するのですが、ここはフルブレーキングしてでも停止しなければなりません。無事に一時停止して横断するのを待ち発車します。バスを降りるところまでが採点対象なので気が抜けません。S岡教官から合否はロビーで発表するといわれ4人で10分ほど待ちます。S岡教官がトコトコやってきて全員合格とあっさり発表がありました。普通免許の子たちは秋田県人らしく免許センターの細かい説明がありました。自分とSさんは戻ってから確認してと言われあっさり解散。こうして無事大型二種免許の実地試験に合格できました。