さて教習1日目です。本日は4コマの授業をこなしていきます。早速、技能が2コマあるのでバスを運転しなくてはいけません。

1コマ目 入校説明
まず、教習手帳をもらいその扱い方の説明。 技能は10分前、学科は5分前に教習手帳を所定の場所に提出する。 自己都合での教習延長は実費(合格保証ですがきちんとルールを守るのが前提) 技術的に問題があり時間がかかるのは補償内ですが、 病気や勘違いなどで予定通り講習を受けれない場合は補償外のようです。 まあ、社会人を30年間していたので当たり前のことですが、守れない人が多いとのこと。 とりあえず、健康に十分に注意して病欠しないようにと念を押されました。

2コマ目 学科教習 第1段階 1
教習項目 1 第二種運転免許の意義

学科はテキストに添ってパソコンの動画を見ながら進めていきます。 今回の大型2種免許は路線バスやタクシーなど営業行為をする旅客運送に必要な免許。 緑色ナンバーの自動車での営業行為は、貨物と旅客と別れていますが、ヒトを運んで対価としてお金を頂く営業行為をする場合はこの免許が必要です。このあたりの法律知識の基礎知識を学習しました。

3コマ目 技能教習 第1段階 1

さあ、初めて運転するバスですが近くで見るとマジでかいです。 まず、車体周りの確認をおこないます。目視で異常がないか車体を1周して確認します。扉やトランクなどたくさん開くところがあるので、半開きでないかを確認します。
本日の課題は。。。
① 車の乗り降りと運転姿勢
シートに深く腰掛けて、クラッチを母指球で踏み込み左足がすこし曲がる位置で固定します。ハンドルの上部にゆとりを持って両手をかけれる場所にハンドルを調整し固定します。
② 運転装置の取扱いと日常点検整備等
この項目は乗車前に行います。
③ 車両特性に基づく運転死角と車両感覚等を理解した運転操作
まず、教官が外周道路を見本運転してくれます。見ている限りでは、ハンドルの操作が乗用車より遅く感じます。2周したところで、「じゃあ、運転してみて」と言われ交替。運転してみると操作感覚と実際の車の動きにめちゃめちゃ違和感を感じます。まあ、のろのろ走れば問題ないのですが、車幅をどこでつかむかを考えさせられます。また、ミラーがたくさんあるのでこの見方にも慣れないといけないかな。あと、停止後の発車時に指差し点呼をしなければなりません。
「車内よし」(ルームミラー)
「左よし」(左ミラー)
「下よし」(両アンダーミラー)
「右よし」(右ミラー)
「右後方よし」(目視)
見るところが沢山あります。とりあえずぐるぐる周回道路を回っただけですが、慣れるまで時間かかるなと思いました。

4コマ目 技能教習 第1段階 2

10分休憩後、同じ教官のもと技能教習です。K岡教官は東京に10年程度住んでいたそうで標準語です。運転中も話しかけてきたりして緊張をほぐしてくれます。お酒飲むのとか宿はどんな感じとかたわいもない話をしてくれます。教習も解りやすく初めて乗るバスの特性をいろいろと教えてもらえました。教習内容は車体周りの確認をおこない、異常がないか1周して確認します。バスに乗り込み、メインスイッチをいれ、キーを回し、エンジンを始動します。
今回のテーマは2つ
④ 基本的な運転操作
➄ 時機を捉えた発進と加速、目標に合わせた停止並びに路端における停車及び発進
まず、交差点で右折します。右後輪が内輪差で内側に来すぎないように注意します。左折も同じですが、左後輪に注意しながら曲がります。停車もハンドル操作をゆっくりしながら寄せていきます。スピードは求められないので低速で丁寧にハンドル操作をしていくとうまく行きます。
    
また、オーバーハングという現象に注意するように言われます。わかりやすく説明すると、左側にバスが止まっている時にハンドルを右一杯に切ると自分のバスの左後方部分が左側のバスにぶつかってしまいます。つまり、大型車の特性上ぶつかるものがないかを確認してから発進しなければなりません。


そして一番難しかったのは、指定位置への停車で、中扉をバス停に見立てたポールに合わせます。この停車位置は、ポールの見え方で判断するのですが、かなり手前で停車しないと、行き過ぎてしまいます。自分の感覚では1メートルくらい手前で止めると丁度いいです。
 
無事教習も終わったのですが、遠方から来ていきなりこれをやると疲れると思うので、余裕を持って入校して良かったと思いました。技能教習は緊張からか2時間があっという間に過ぎてしまいました。早くバスの車両感覚に慣れていきたいと思います。